こんにちは!めばえです😊
今日は、救急医療週間の第3弾!ということで、
“心肺蘇生法”について書いていこうと思います。
心肺蘇生法は、成人、小児、乳児とそれぞれ、アルゴリズム(手順)や手技が違います。
今回は、乳児バージョンを説明したいと思います。
その理由は、てんちゃんという存在がいるからです。
今は病院で働いていないので、院内でそのような場面に遭遇することはありません。
年に2回ほど、病院スタッフに向けて、心肺蘇生法講習会を開いていました。
今はてんちゃんと一緒にいる時間が明らかに多く、いつ何が起こるか分からない状況です。
考えたくもないことですが、もしも、てんちゃんが心肺停止状態になった場合には、医療従事者として、てんちゃんの母親として、命を救うために、今回この場で、アウトプットしたいと思います。
病気やケガなどにより、突然心肺停止もしくはこれに近い状態になった人に、心臓マッサージのための胸骨圧迫及び、人工呼吸を行うこと。
①周囲の安全確保
とくに屋外であれば、今自分が近寄って安全であるかを確認する必要があります。車が通る場所だったり、物が落ちてきそうな場所、火災現場などでは、自分たちは近づくことはできないので、要請した救急隊や警察が来るのを待ちます。
②意識の確認
肩を片方ずつ、トントンと強めに叩きながら、「大丈夫?」や「〇〇ちゃん!」と声をかけて意識を確認します。
③応援を呼ぶ、119番通報とAED依頼
近くに人がいる場合は、大声で助けを呼びましょう。応援の人に、119番通報とAEDの依頼をしましょう。
「そちらのあなたは、119番通報をお願いします!」(慌てて110番してしまう場合があります。必ず119番と指示しましょう)
「そちらのあたなたはAEDを持ってきてください。なくても必ず戻ってきてください!」
その場に自分しかいない場合は、まず119番通報をしてからAEDを持参、その後は救急司令員の指示に従います。
④呼吸の確認
口元に耳を近づけ、胸とお腹の動きに注目し、普段通りの呼吸をしているかどうかを確認します。かすかに息があっても、喘ぐような呼吸なら死戦期呼吸といって正常な呼吸ではありません。判断に迷う場合は、呼吸なし、と判断しましょう。
⑤ただちに胸骨圧迫を開始
胸骨圧迫のポイント・・・強く!速く!絶え間なく!
・圧迫の位置と方法:胸の真ん中(乳頭と乳頭の間、胸骨の下半分)を指2本で(もしくは胸郭を両手で包み込むようにして両手の親指で)
・圧迫の深さ(小児/乳児の場合は):胸の厚さ⅓程度沈むまで
・圧迫の速さ:100〜120回/分
・絶え間なく:中断を最小限にする
・リコイル(圧迫解除):圧迫したら、胸壁が元の位置にくるまでしっかりと戻す
・回数:30回
⑥人工呼吸
難しい場合はしなくてもいいですが、とくに乳児や小児の場合は人工呼吸と胸骨圧迫を組み合わせたほうがいいとされています。気道を確保し(おでこを押さえて、あごの先をゆびで持ち上げる:頭部後屈顎先挙上法)1秒に1回のタイミングで、2回口から息を吹き込みます。ふーっと1秒間かけて胸がやや膨らむ程度吹き込みます。この時マウスシートがあれば望ましいです。
⑦AED装着
今時のAEDは電源を入れると、どうすれば良いか音声で説明してくれます。パッドを貼る位置も、パッド本体に書いてあります。小児用のパッドがある場合はそれを貼り付けます。小児用モードの切り替えがある場合は切り替えも行いましょう。
救急隊が来るまで、応援の人と交代で絶え間なく続けることが大切です。
同じ人が続けて胸骨圧迫を行っていると、途中で疲れてきて有効な胸骨圧迫ができません。
「変わってください」「次私が変わります」などの声掛けをしましょう。
基本的には成人でも小児でも乳児でも同じです。
重要なポイントは、
強く!速く!絶え間なく!そして完全な圧迫解除!
病院で働いている時は、
普段から、このような状況になった場合に、どのように行動したらよいか、どのような手順で行うかを、イメージトレーニングしていました。
医療従事者でなければ、心肺蘇生法のイメージなんてするこはないかもしれませんね。
だれしも、そのような場面に遭遇した時、冷静でいられるとは限りません。焦ったり、間違えたりすることも当然あります。
せっかくの救急医療週間です!!
この心肺蘇生法の知識があるのとないのとでは、天と地ほどの差があります。少しでも頭にこの手順や手技の知識があれば、もしもの時に行動する勇気が出るはず!
難しい医療用語や、言い回しが多く出てきて分かりにくかったらごめんなさい🙇🏻♀️
できるだけ解説をしたり、分かりやすくかみ砕いて文章にしたつもりなのですが・・・
このブログで、少しでも心肺蘇生法について知っていただけたら嬉しいです。
文面を見るだけでは、イメージがつきにくいと思います。
できたら、地域で開かれる心肺蘇生法の講習会などに参加し、動きや流れを実際に体験しながら学ぶと、イメージしやすいし、覚えやすいと思います。
ぜひ、この機会に、心肺蘇生法について学んでみませんか?
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